クリニックの集患にSNSは利用可能!SNS運用のメリットや注意点などを紹介!

「SNSを使ってクリニックの集患をしたいけど、本当に効果があるの?」 

「集患のためのSNS運用は何から始めればいいの?」

そんな悩みを持つクリニック関係者の方々に向けて、本記事ではSNSを活用した集患のメリットやデメリット、具体的な運用方法を詳しく紹介します。ぜひ本記事を参考に、集患に役立つSNS運用を始めてみましょう。

目次

SNS運用のメリット5つ

1. 低コストかつ手軽に始められる

SNS運用は他のマーケティング手法に比べて非常にコストが低く、手軽に始めやすいのが魅力です。アカウントの作成や投稿は無料で行え、小規模なクリニックでも導入しやすいです。

新規開業のクリニックでは、週に一度でも最新の治療情報やキャンペーンを投稿することで多くの集患が期待できるでしょう。また、各診療科目の特性や最新の治療法を定期的に紹介することで、クリニックの専門性をアピールして信頼を得ることにもつながります。このように、SNS運用は少ない出資額で集患効果を上げやすい施策といえるでしょう。

2. 拡散力が強く認知度を上げられる

SNSの最大の強みは、情報が短時間で広範囲に拡散される点です。シェアやリツイート機能を活用することで、クリニックの情報が多くの人に届きます。新規開業や新サービスの告知においても、非常に有効な手段となるでしょう。

例えば、新しい治療方法やサービスの導入をSNSで発表することで、多くの潜在的な患者に情報を届けることができますし、無料健康診断や講演会などのイベントをSNSで告知することで、多くの人に参加を促すことができます。SNSを活用することで、クリニックの情報が届いていなかった新規患者を募ることができるでしょう。

3. 患者様とのコミュニケーションの場になる

従来の広告手法では情報が一方向に流れるだけでしたが、SNSでは患者との双方向なコミュニケーションが可能です。コメントやメッセージ機能を通じて、患者からの質問や相談に直接対応できます。これにより、患者の不安を解消し、信頼関係を築くことができるでしょう。

例えば、定期的に患者からの質問に回答するQ&Aを行うことで、患者との関係をより密接にできます。また、個別のメッセージに迅速に対応することで、患者の満足度を高めてリピーターを増やすことにつながるでしょう。

4. 自院のブランディングができる

SNSでは日々の診療風景やスタッフ紹介、病気に関する情報発信など、多角的にクリニックの魅力を伝えられます。これによって、患者に親しみを持ってもらいやすくなり、他院との差別化にもつながっていきます。

例えば、スタッフ一人ひとりの紹介を行い、患者に親しみを持たせることで来院時の安心感を提供できます。また、日々の診療の様子を日誌形式で発信することで、クリニックの雰囲気や日常をアピールできるでしょう。

5. SEO対策などのデジタル施策と相性がいい

SNSでの情報発信は、ホームページやブログとの連携を強化することにより、SEO(検索エンジン最適化)にも効果的です。これにより、検索エンジンでの評価が向上し、ホームページへのアクセス数が増加することが期待できます。

例えば、ブログ記事をSNSでシェアすることで、ブログへのアクセス数を増えるなどのSEO効果が見込めるでしょう。また、SNSプロフィールや投稿にホームページのリンクを貼ることで、ホームページへの訪問者数を増やすことができます。

SNS運用のデメリット4つ

1. 炎上のリスクがある

不適切な情報発信や患者対応がSNS上で拡散されると、炎上のリスクがあります。クリニックの評判を大きく損なう可能性があるため、常に正確で適切な情報を発信するなどしてリスク管理を行う必要があります。

例えば、すべての投稿を公開前にダブルチェックして不適切な内容がないか確認する、投稿作成や患者対応の際のガイドラインを策定してスタッフ全員が徹底的に遵守するようにする、などの対策をとる必要があるでしょう。

2. 運用に時間的コストがかかる

効果的なSNS運用には定期的な投稿やコメント対応、アカウント管理が必要です。これにより、継続的に時間がとられることになるでしょう。限られた時間の中で効率的に運用するために、運用体制の構築やツールの活用が重要となります。

SNS運用を担当する専任スタッフを配置して他の業務とのバランスを取る、HootsuiteBufferなどのSNS管理ツールを活用して投稿のスケジューリングや分析を効率化する、などの対策が必要となるでしょう。

3. 知識がないと効果が出にくい

SNS運用は手軽に始められる反面、専門的な知識がなければ効果が出にくい場合があります。効果的なコンテンツ作成やターゲット設定、データ分析などにはSNSマーケティングの知識が求められることに注意が必要です。

例えば、SNSマーケティングに関するセミナーやオンラインコースを活用して専門知識を習得したり、専門知識を持つ外部コンサルタントを活用して効果的な運用方法を導入するなどの解決策をとると良いでしょう。

4. スタッフに負担がかかる

既存の業務に加えてSNS運用を行う場合、スタッフの負担が増加する可能性があります。担当者を決めて業務を分担するなどし、負担を軽減するための工夫が必要です。

具体的な解決策として、SNS運用を複数のスタッフで分担する、定期的なミーティングを開催して業務の効率化策を検討・導入することなどが挙げられます。

SNSでの集患が向いているクリニックの特徴4つ

1. クリニックやスタッフの魅力を伝えたい

クリニックの雰囲気やスタッフの魅力を直接伝えたい場合、SNSは非常に有効です。写真や動画を活用して日常の様子を発信することで、患者に親しみを持ってもらいやすくなります。

例えば、スタッフの専門知識や人柄を紹介する投稿を行えば、来院時の不安を取り除けるでしょう。また、診療の様子や設備を写真や動画で発信することで、クリニックの雰囲気を伝えることができるでしょう。

2. 競合との差別化を図りたい

専門性の高い診療科目や最新設備の導入など、他のクリニックとの差別化ポイントを明確に打ち出したい場合にもSNSは強力な武器となります。

特定の症状や病気に対する最新の治療方法を紹介することで、専門性をアピールできます。また、独自の医療設備や技術の紹介を行うことができれば、他院との差別化ができるでしょう。

3. SNSに精通したスタッフがいる

SNS運用の成功には、担当者のスキルや経験が重要となります。特にSNSに精通したスタッフがいる場合には効果的な運用が期待できるので、積極的にSNS運用を導入すべきでしょう。

もしそのようなスタッフがいない場合でもSNS運用に関する研修を行い、担当者のスキルを向上させることを検討してみてもよいでしょう。

4. 画像や動画で医院について知ってもらいたい

画像や動画を使ってクリニックの設備やサービスを紹介することで、視覚的にインパクトを与え、患者の関心を引きやすくなります。その場合は、特にInstagramYouTubeなどのビジュアルコンテンツに強いSNSが有効です。

例えば、クリニックの日常の様子や治療風景をInstagramで紹介することで、気軽に来院してもらえるようになるでしょう。また、治療方法や設備を動画で紹介すれば、ホームページだけでは伝わり切らない魅力の訴求につながります。

クリニックのSNS運用で気を付けるべきポイント4つ

1. SNSの選定

クリニックのターゲット層や発信内容に適したSNSを選定することが重要です。各SNSの特徴やユーザー層を理解し、適切なプラットフォームを選びましょう。

例えば、若年層がターゲットの場合はInstagramTikTokを選定し、ビジュアルに訴える投稿を行います。一方、高齢者層がターゲットの場合、FacebookLINEを活用して情報を提供したほうが有効でしょう。

2. 定期的な発信

SNS運用の効果を最大化するためには、定期的な情報発信が必要です。週に1回以上の投稿を目安にし、コンスタントに情報を提供することで、患者の関心を引き続けることができます。

毎週決まった曜日に健康に関する情報やクリニックの最新ニュースを投稿する、特定のテーマに基づいたシリーズ投稿を行う、などのSNS運用をすることで継続的な関心を引くことができるでしょう。

3. 個人情報の取り扱いに注意

SNS上では個人情報の取り扱いに特に注意が必要です。患者のプライバシーを尊重し、個人情報が漏れないように運用することが求められます。

例えば、患者の情報を含む写真や動画を投稿する際には必ず患者の同意を得ることが必要ですし、勝手にスタッフの顔写真を上げることなども控えましょう。また、プライバシーに関するポリシーを明示し、適切な情報管理を行う必要があります。

4. フィードバックを活用

患者からのコメントやメッセージを積極的に活用し、運用に反映することも重要です。ポジティブなフィードバックはもちろん、批判的な意見も受け入れて運用方法を改善していく必要があります。

例えば、患者からの意見や要望を反映した投稿を行うことで、患者の声に応える姿勢を示すことができます。そのために、定期的にアンケートを実施して患者のニーズを把握することなども重要になるでしょう。

クリニックのSNS運用の流れ

1. 目標設定

まずはSNS運用の目標を明確に設定します。集患の目標数やブランドイメージの向上など、具体的な目標を立てることで、効果的な運用が可能になります。

2. コンテンツ作成

次に、ターゲット層に響くコンテンツを作成します。健康情報や治療法、クリニックのイベント情報など、患者の関心を引く内容を考えましょう。

3. 投稿スケジュールの作成

コンスタントに情報を発信するために、投稿スケジュールを作成します。週に1回以上の投稿を目安にし、定期的に情報を提供することで、患者の関心を維持します。

4. 効果測定と改善

SNS運用の効果を定期的に測定し、改善点を洗い出します。いいねやシェア数、コメントの内容などを分析し、運用方法を改善していきます。

まとめ

SNSを活用した集患は、低コストで始められて患者とのコミュニケーションを深めるための有効な手段です。しかし、運用には炎上などのデメリットや注意点も存在します。効果的な集患には、適切なSNSの選定やコンテンツ作成、定期的な情報発信を行うことが必要となるでしょう。本記事を参考に、ぜひクリニックのSNS運用を始めてみてください。

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この記事を書いた人

代表取締役 習田祐輝

神戸市立工業高等専門学校を卒業後、日系大手SIerにてエンジニアとして
金融システムの開発に従事。

その後、株式会社TWOSTONE&Sonsにてマーケティングリーダーとして自社サービスや
他社のマーケティング業務を担当。

また、個人事業主としてFC本部のオウンドメディアの立ち上げ・
平均月間10万PV以上・支援クリニックのサイトPVを30倍に伸ばし集患に活かす経験を経て独立。

2024年4月、株式会社ASOGIを創業。

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